めざせ単独飛行!
その2. ラジコンにかかるお金は?

エンジン飛行機の場合は?

【飛行までに必要な参考価格】

 エンジン飛行機を飛ばすには表1に挙げたものが最低限必要です。ここでは、飛行機入門に適当なエンジンサイズとして、15〜25クラスの高翼トレーナー機を代表に取り上げ、説明させて頂きます。また、表1に記載した価格はメーカーの標準小売価格をベースにしています。ただ、表1の価格は絶対的なものではなく、あくまでもだいたいこの程度というレベルですので、参考として、ご覧頂ければと思います。
 最近は海外で生産された半完成機や完成機と呼ばれている安価な機体が多く出回っているので、バルサキットを製作して飛行機に入門する方はそう多くないかもしれませんが、製作するのが好きな方のための参考にバルサキットの場合も記載しました。手間はかかりますが、飛行機の構造やしくみを理解するにはバルサキットを製作するのも良い方法です。時間がとれるようでしたら、ぜひ、チャレンジしてみてください。
バルサキットの機体 半完成機

表1 エンジン飛行機に必要なもの
アイテム 価格(定価ベース参考価格)
バルサキットの場合 半完成機や完成機
の場合
機体 バルサキットや半完成機などのキット \7,500〜\10,000 \13,000〜\20,000
リンケージパーツ(プッシュロッド・ホーン・ヒンジなど) \1,500〜\2,000
燃料タンク \500〜\800
タイヤ・タイヤストッパー \1,800〜\2,100
被覆用フィルムなど \2,500
主翼取付け用ゴムバンド \300
プロポ 送信機・受信機・サーボモーター・受信機用ニッカドバッテリーなど \24,000〜\45,000 \24,000〜\45,000
エンジン 15〜25クラスグローエンジン&マフラー
 (トレーナー用)
\7,300〜\7,900 \7,300〜\7,900
グローエンジン用プラグ \380〜\480 \380〜\480
プロペラ・スピンナー \1,000〜\1,200 \1,000〜\1,200
シリコンチューブ \400〜\500 \400〜\500
プラグ脱着用ボックスレンチ \500 \500
エンジン
始動用具
プラグヒート用電源・ブースターコード \3,500 \3,500
12V鉛蓄電池&充電器 \5,000〜\10,000 \5,000〜\10,000
電動スターター \6,000〜\8,500 \6,000〜\8,500
燃料 燃料(15%ニトロ−4L) \4,000 \4,000
燃料ポンプ \2,600〜\3,800 \2,600〜\3,800
その他 接着剤等(エポキシ接着剤・瞬間接着剤) \1,000〜\1,500 \1,000
合計金額 \69,780〜\104,580

実際には
\56,000〜\84,000
くらい?
\68,680〜\106,380

実際には
\55,000〜\85,000
くらい?

 エンジン飛行機を飛ばすために必要なものを挙げてその価格を合計すると、製作が必要なバルサキットの場合でも、完成機の場合とほとんど価格に差がないことが分かります。だったら、完成機を購入した方が手間暇が省けてなお良いと思われるかもしれません。確かに値段だけを見るとそういうことになりますが、バルサキットを製作するメリットは初めて1機目のラジコンを購入する時ではなく、むしろ、2機、3機と数多く飛行機を製作するようになってきてからでてくるように思います。例えばダイカットされたバルサの切れ端や被覆用フィルムの残り、リンケージパーツの余剰品などは、次回新たにキットを製作する際に、再利用することができます。とはいっても、これほど安価に完成機や半完成機が手に入るようになると、ほとんどの人が、あえて、バルサキットで入門する気がしないのも当然です。
 合計金額の欄は各アイテムの定価を単純に合計した金額と実際にお店でご購入する際の金額の2通りの価格を記載しました。今日に至って、全てのラジコン用品を定価で販売しているお店もそう多くはないと思います。物にもよりますが、実際にはだいたい定価の7割〜9割くらいのお値段で購入できると思うので、ここでは定価の約8割のお値段を記載しました。 超いい加減どんぶり勘定です!(^^;) ちなみに、消費税は考慮していないのでご注意ください
 半完成機や完成機の場合で説明すると、実際に購入する際の価格が\55,000〜\85,000と約3万円も価格に開きがあるのは、1つはプロポの価格差が大きいとからといえます。表1では定価4万円までの一般に初心者〜中級者用といわれているプロポを想定して価格を記載しています。ただ、エルロン仕様の飛行機の場合は最低4個のサーボが必要になりますが、通常、飛行機用プロポのセットには3個しかサーボが付いていない場合が多いので、エルロン機を購入した場合、さらにもう1個サーボを買い足す必要があります。追加分のサーボの価格を考慮して、プロポの欄は最大¥45,000としました。ラダー専用機であれば、サーボは3個あればよく、入門用の安価なプロポセットの場合は定価\24,000〜\25,000程度であります。また、中級者〜上級者用の高級なプロポにしたい場合は、プロポだけでも定価で6〜8万円もするので、ラジコンの価格はどのクラスのプロポを選ぶかでかなりの差がでるといえるでしょう。
 プロポ以外で合計金額に開きができる要因は、ここではエンジンサイズを15〜25クラスと幅を持たせているためで、当然ですが25クラスのほうが、エンジン、機体共に価格は高くなる方向です。
 また、燃料の給油に使用する燃料ポンプやエンジンの始動用具なども各メーカーからいろいろなものが出ており、価格も様々なので、ここでは高過ぎず安過ぎない一般によく用いられているものの価格を記載しました。
《補足説明》
 ラダー専用機の場合はエンジンスロットルとエレベーターそしてラダーの3つのコントロールが必要なため、サーボは最低3個必要になる。
 一方エルロン機の場合はエンジンスロットルとエレベーター、ラダー以外にエルロンのコントロールが必要なことから4個のサーボが必要になる。

【メンテナンス&維持費な

 表1に書いたものを買い求めれば、とりあえずエンジン飛行機のフライトはできますが、そういつまでもというわけにはいきません。燃料も消費しますし、そのうちプラグもダメになります。最初の頃は機体に傷が付いたり、翼に穴があくこともしばしばです。最悪、不本意にも墜落して、機体がバラバラということもあるでしょう。しかし、実際には派手な墜落をやらない限り、かかる費用といえば燃料代くらいのもので、その他のパーツなどがダメになる前に、大抵は墜落していなくても2機目が欲しくなるか、あるいはラジコンそのものを止めてしまうかのいづれかになると思います。
 まず、燃料代ですが、15〜25クラスで1フライト10分前後のフライトで消費する燃料は約100cc程度とすると、1日平均5フライトしで約500ccの燃料を消費することになります。毎週1回は最低飛ばしに行くとして月4回、つまり1ヶ月で約2リッターの燃料を消費するわけですから、4L缶の燃料で2ヶ月はもつことになります。これだけ飛ばしても、4、000円(実売価格で3000円くらい)で2ヶ月は遊べる勘定です。しかし、実際にこれだけ飛ばす人はかなり真面目にラジコンをやっている人で、私のような不真面目な人の場合、4L缶が半年経っても無くならならず、ついには燃料が使い物にならなくなってしまうこともあるくらいです。(最近は電動を飛ばしているので、燃料が無くならなないよーっ...言い訳でした。)まっ、通常なら1回燃料を買えば2〜3ヶ月くらいは遊べると思ってよいでしょう。
 表2に燃料以外に考えられる消耗品について挙げてみました。すごくいい加減ですが、独断と偏見で1年当たりのランニングコストを試算すると、18000円〜21000円程度という結果になりました。あくまでも参考の参考です。これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれですが、よくラジコン仲間の間では、「パチンコへ行くよりはまし」などと語り種になっております。パチンコファンの方には納得のいかない例えですが...

表2 エンジン飛行機の場合の消耗品(独断と偏見による)
燃料 4Lで2〜3ヶ月くらい。冬場は飛行回数も減るので、1年に12Lくらいは使うかな?1年で12000円程度。
プラグ フライト回数にもよるが、上手に使用すれば半年〜1年くらいはだいじょうぶでしょう。くれぐれも加熱し過ぎにはご注意!1年で500円〜1000円程度。
プロペラ 基本的には消耗品ではないが、よく地面を叩いたりして先端が欠けることがあるので常に予備を1,2枚用意しておこう!逐次交換 3枚で1500円程度(1年で3枚くらいはダメにするかも?)
エンジン 上手に使用すれば、2,3年は使用できる。圧縮が軽くなって、パワーが無くなってきたらオーバーホールに出すか、新品に交換しよう!2年で5000円〜8000円程度
鉛蓄電池 2年〜3年はもつでしょう。2年で5000円程度かな?
ランニングコスト 上記の消耗品を1年当たりに換算すると、18000円〜21000円くらい?
 表2の試算はあくまでも、機体が無傷で、墜落などもしない場合のランニングコストです。いくら、シミュレーターで完璧にフライト練習していても、機体は全く無傷でいられることはあまりないでしょう。特に最初の頃は、離陸や着陸時に石ころなどに脚が引っかかり、機体がでんぐり返ることもあるでしょうし、うっかり燃料切れで、急きょ心の準備ができていないままの不時着で、失速してしまうこともあるでしょう。何よりも、「形あるものはいつかは壊れる」という大原則を忘れてはいけません。しかし、飛行機の場合は大破さえしていなければ、完璧に元通りにすることは難しいかもしれませんが、再び飛行できる状態に修理することに大金を投じる必要は全くありません。必要なのはちょっとした忍耐と時間くらいのものです。基本的には接着したり、貼ったりという作業で修理ができてしまいます。特にバルサ製の機体は、プラスチックやグラス製のものより楽に修理が行えます。かかる費用は程度にもよるので、何ともいえませんが、予備のバルサやフィルム、接着剤などを持っておれば、ほとんどただで修理できます。結構派手な墜落をやってしまっても、私の経験ではエンジンやサーボが壊れることはめったにありませんが、プロペラはたいがい折れる場合が多いようです。しかし、たまにサーボのギアが欠けたりエンジンのニードルが折れたりすることぐらいは覚悟しておいた方がよいでしょう。

【2機目以降は

 最初に購入した機体が、不意の墜落にみまわれ、大破してしまった場合は、根気よく修理するか、いさぎよく2機目を購入することになります。 この場合、修理するか新たに機体を購入するかは、その人の時間とお金に対する考え方次第と思うのです。私のような貧乏性の場合は、時間はかけてもお金はかけない修理の道を選んでしまうため、おかげで毎日忙しい日々を送っております。また、幸運にも墜落することなく、1機目の飛びに飽きがきてしまった場合にも、2機目を購入することになります。
 2機目以降は最初に購入した送信機や、エンジン始動用具がそのまま利用できるので、基本的に必要なものは表3に挙げた通り、機体そのものと機体に搭載するものに限られてきます。最初に購入した機体の損傷がひどく、今後飛ばさないつもりであれば、エンジン、受信機、サーボ、受信機用バッテリーなどを積み替えれば、新たに購入する必要もないでしょう。 ですから、2機目以降はさほどお金をかけずに続けていくことができると思います。1機目で充分飛ばせるようになった方は、ステップアップもかねてスタント機やスケール機などのよりハイパフォーマンスな機体を2機目に選ぶのもよいかもしれません。というか、普通そうする方のほうが多いのかもしれませんが。ということは、2機目はより大きな機体、ハイパワーなエンジンや4サイクルエンジンなど購入することになるのでしょうが、ここでは表2と比較するためにちょっとハイパワーな25クラスまでの範囲で、半完成機、完成機で価格を試算しました。
表3 2機目以降に必要なもの(とりあえず25クラス完成機で試算)
機体 半完成機や完成機など \18,000〜\22,000
リンケージパーツ(プッシュロッド・ホーン・ヒンジなど)
燃料タンク
タイヤ・タイヤストッパー
エンジン グローエンジン&マフラー(トレーナー〜スタント用) \7,900〜\11,300
グローエンジン用プラグ \480
プロペラ・スピンナー \1,000〜\1,200
プロポ 送信機を除く受信機・サーボモーター×4個 \31,500〜\36,000
受信機用ニッカドバッテリー \3,,000
合計金額 \61,,880〜\73,980

実際には
\49,000〜\60,000
くらい?

 エンジンやサーボなど最初に購入したものを載せ変え再利用する場合には、機体のみを新調すればよいので、定価で\18,000〜\22,000程度、実際には1万5千円〜1万8千円くらい用意すれば、2機目に移行できるでしょう。

2.電動飛行機の場合 3.エンジンヘリの場合 4.電動ヘリの場合
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